よく訊かれること

おはようございます。
東京・豊島区 東長崎駅北口から徒歩1分の小劇場てあとるらぽうです。

今日は、豆知識を一つ

「芝居をする場所は、すべて営業許可が必要なのか」について、興味をもって尋ねられる方がよくいらっしゃいます。
法解釈上は、「YES」です。
(一時はグレーゾーンなどと実しやかに語られてきました)
では、劇場を名乗らず飲食店などでミニ公演をしている場所は、営業許可をとっているのか?
現実は「NO」です。
法令としては、「業をなす者」に関する許可が営業許可。

▲うちの劇場は常設興行場(演劇場)の営業許可で運営してます。

興行場法で定めている「興行場」とは、映画、演劇、音楽、スポーツ、演芸又は観せ物
を、公衆に見せ、又は聞かせる施設をいいます。
施設を設けて反復、継続して公衆に見せ聞かせる場合がこれにあたります。
興行場には、映画館、観劇場、野球場などのスポーツ観戦施設、サーカス等、様々な形
態があります。

まず、うちのような劇場は、完全に常設の興行場として営業許可を得なければ法令違反です。

では、集会施設や稽古場、飲食店や屋外広場などの場合は、どうなのでしょう。
まず、集会施設などは、業として興行をさせる場所ではないので、常設の興行場ではないと思われます。
しかし、
4日以上毎月のように劇団や朗読会や演奏会などを催している場合、その施設は「常設」興行場とみなされます。
(これでライブハウスの無許可営業摘発が行われているようです)
たまにやってる場合も、実はその施設の事業者がその都度「臨時」の興行場営業許可を得なければいけません。※10日を超えてはいけません。
これが、飲食店や集会施設で行われている公演に必要なのですが、施設側が無許可営業しているのが実態です。稽古場などで行われるアトリエ公演など注意が必要です。

うちのリハーサル施設では、興行目的の使用ができないのは、この臨時の許可申請をする必要があるため、許可しないのです。

また、公園や広場にテントや舞台を設置して行う場合もその事業者は、「仮設」の興行場営業許可を得なければいけません。

また、100平米を超える施設は、建築基準法という法律で建築物の用途確認、変更が必要になります。
これは厄介な法律で、既存の建物でやるのはかなりハードルが高い。
また、100平米以下でも、その場所の地域によっては許可されません。
興行場(主にここでは演劇場)は、商業地域或いは近隣商業地域、準工業地域の用途地域でなければ許可されません。

それ以外にも消防法にも規定があります。
また、興行場施設の構造設備基準も細かく規定されていて、なかなかハードルは高いものです。
金も結構かかります(^.^)

ただ実態として、本来仮設や臨時の営業許可が得られていない場所で興行する団体が多く、また、許可権者の自治体が積極的な指導監督をしていない(手が回ってない)状況なのです。
興行者は、こういう知識がない場合、主に経済的な理由で安易にそういう場所でやっていますが、法的な根拠で、行政から指導、改善命令が出ているにもかかわらず是正していない場所だったりすると、営業停止などで予定していた公演が中止にせざるを得ないでしょう。

実際にそういう店舗もちらほら出ています。

また、飲食店公演などは、グレーゾーンとして行われていますが、チケット代を別途徴収する公演が行われている場合は、確実に許可が必要です。
さらに、一昨年、深夜に酒類の提供をする飲食店で音楽や朗読などのサービスをしている場合、新たな特定遊興飲食店業という営業許可を得なければならなくなりました。
これもライブハウスの無許可営業摘発につながっています。

無料であって、一日限りでやってるような発表会はこれにあたりません。

知らないと怖いですね(^-^;

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